新型コロナ対応 「簡易陰圧装置」を設置

昨年11月より稼働を始めた「専用外来」を紹介します。

新型コロナ感染症が日本で確認されてから約2年が経過しました。「発熱外来」(診療・検査医療機関)を大分県に登録している当院は、当初、増築棟西玄関周辺に診察・検査コーナーを設置していました。新「専用外来(感染症外来)」は、感染が発生し始めた頃に外来部門の改修工事の設計を開始しており、発熱患者さんの診察、処置に際し職員等への2次感染を防ぐために、診察室を陰圧状態に保つ必要がありました。丁度、設計の検討中に大分県医療ロボット・機器産業協議会の展示会があり、そこに大分県宇佐市のトクソー技研株式会社が現装置を出展しており、協議を重ね設計に入れ込むことにしました。

 本装置は、強力な陰圧で大容量の汚染空気を収集し、空中浮遊物をHEPAフィルターで清浄化。更に紫外線殺菌装置により空気とHEPAフィルターで捕捉した菌を殺菌し、感染リスクを抑え安全な空気と入れ替えるものです。

 11月稼働開始から毎月15から20名の発熱患者さんの診療にあたっていますが、医師、看護師、事務共に十分注意しながらも安心して診療することが出来ています。

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